2011-01-01から1年間の記事一覧

無題

2011年が間もなく過ぎ去ろうとしています。 今年は、大地震、津波、原発事故と本当に大変な、悲しい年でした。 今なお大勢の人たちが不安で辛い日々を過ごしておられることに、胸が痛みます。 同時に、大きな怒りと憤りを感じます。 復興は遅々として進まず…

パワハラの予防には研修とガイドラインの制定が重要

厚生労働省から「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議 ワーキング・グループ」の報告書(案)が発表されました。 職場でのいじめやパワー・ハラスメントの実態を認識して、予防・解決のためには、行政機関と各職場での取り組みが必要である、と遅ま…

「合意」は教員と学生間では成立しない

「納得いかない。合意だった」と容疑を否認している内柴正人容疑者。 九州看護福祉大学の柔道部の遠征で、女性部員に対する準強姦の疑いで逮捕された内柴容疑者のこの言葉に、強い憤りを感じます。 そもそも、教員と学生、コーチと選手の間で「対等な関係」…

より深刻な教員から学生へのセクハラ、アカハラ

教育機関(大学・小中高校等)からのハラスメントセミナーの依頼が増えています。 全国各地で、教員の処分が連日のように報道されています。教員間のハラスメントももちろん大きな問題ですが、より深刻なのが、教員から学生・生徒・児童へのハラスメント-セ…

「モンスター上司」

「パワハラ、セクハラ、バカハラ~立ち上がれ、世界中の部下よ!~」のチラシの言葉に誘われてアメリカ映画「モンスター上司」(監督/セス・ゴードン)を観に行きました。 本来ならそんなひどい上司にはさっさと見切りをつけて、転職をしたい3人でしたが、…

青鞜から100年、世界で98位

「原始、女性は実に太陽であった。真正の人であった。」と平塚らいてう(らいちょう)が「青鞜(せいとう)」を創刊したのが100年前の1911年9月。 リバティおおさか(大阪人権博物館)で開催されている「モダンガールズ 青鞜の時代」展を私が訪れたのは10月3…

「同僚とのトラブル」は心理的負荷の強度が「中」に

厚生労働省では1年間にわたって「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」を開催してきました。10月21日(金)の第10回検討会では、発症のきっかけとなった具体的な事例を盛り込んで、基準を明確化するように求める報告書をまとめました。今年度内に新…

「国によるハラスメント」 強制隔離・強制堕胎

玉城しげさんのお話しを、兵庫県の尼崎市内でお聴きしました。 玉城さんは93歳、ハンセン病の元患者で、鹿児島県の国立療養所星塚敬愛園で暮らしています。 20歳の時に突然、療養所に強制的に隔離されました。 そこは、療養所とは名ばかりで、玉城さんたちは…

「いじめの円卓会議」実効的な提言を

昨年度、全国の労働局には4万件もの「職場でのいじめや嫌がらせ、パワハラ」の相談が寄せられました。相談件数の増加やパワハラに対する社会的な関心の高まりを受けて、厚生労働省では、専門家による「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」を7月8日…

DVD新発売!「行為者へのヒアリング」

お待たせしました!半年ぶりに新しいDVDをお届けします。 このDVD「解決に向けた相談体制から防止対策まで」では、カウンセリングマインドを持って相談を受けることの重要性や最新の事例・判例、行為者へのヒアリングやガイドライン作成等について丁寧…

「行為者への処分は無効」という判決

ハラスメントの行為者の処分に関して、大変重要な判決が出されました。 1つ目は京都市に対する判決です。 複数の女性職員へのセクハラ発言やタクシーチケットの不正流用などがあったとして、京都市は男性職員を懲戒免職としました。 ところが、男性職員がこ…

1月27日(金)「相談員セミナーvol.5」開催決定!

6月24日の「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4」は大変ご好評でした。 実施後すぐに、多くの方から次回のセミナーのお問い合わせをいただきました。 次回のセミナーの開催が決定いたしました。ぜひご参加ください。 <三木啓子のハラスメント相談員…

「ここが知りたかった!ハラスメントQ&A」新発売!

大好評のアトリエエムのポケット冊子。「みんな、まじめに楽しく働きたい」「セクハラ・プリベント」は全国各地の企業、行政機関、教育機関、労働組合等でご活用いただいています。 多くの方からのご要望にお応えして、今回はQ&Aスタイルのポケット冊子を…

解決に向けた相談体制から防止対策まで

6月24日(金)に実施した「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.4」では、皆さん熱心に講義を聴き、ロールプレイに取り組んでおられました。 東京や中国地方など遠方からも参加され、ネットワークを広げる良い機会にもなっていました。 「ロールプ…

「セクハラ・プリベント」を活用して社内研修

厚生労働省は6月を「男女雇用機会均等月間」と定めて、セクハラ防止やポジティブ・アクションの取り組みを推進しています。 各社で様々な取り組みがなされていますが、飲料メーカーのN社では6月を「ハラスメント・ゼロ月間」として、社内で研修を実施。全…

パワハラ(いじめ・嫌がらせ)を受けたと4万人が相談

4万人もの人が「職場でいじめや嫌がらせなどのパワー・ハラスメントを受けた」と各地の労働局に相談に訪れました。セクシュアルハラスメントについても12,000人が相談をしています(いずれも2010年度、厚生労働省発表)。 職場でパワハラやセクハラを…

「性暴力」 被害者の気持ちを受け止めて

昨日5月14日(土)に大阪で開催されたシンポジウム「性暴力~どう防ぎ、どう救う~」に参加しました。 自分の被害を公表して、性暴力防止を訴えている小林美佳さんのもとには、被害を受けた人たちから、毎日何十通ものメールや手紙が届くといいます。 その…

『Building(ビルディング)』  鵜久森典妙写真展

『街路樹』『接写でござる』と毎年5月に写真展を開催している鵜久森典妙(うくもりのりたえ)さん。 今年はどんな世界に出会えるかとワクワクしながら神戸の平野に出かけました。 とっても迫力があって、でも少しはかなさが漂っていて、なんだか不思議な面…

「三木啓子のハラスメント相談員セミナーvol.4」 好評受付中!

6月24日(金)の「三木啓子のハラスメント相談員セミナー vol.4」に、続々とお申込みをいただいています。 1月25日の「相談員セミナー vol.3」では、数名の方が参加される事業所も数多くあり、大変ご好評でした。 「今年度から担当になった人のためにもでき…

「セクハラ・プリベント」好評です!

2011年2月の発行から約2か月、4,000人の方にポケット冊子「セクハラ・プリベント」をお届けしました。 「どんな言動がセクハラになるのか、ということではなく、なぜセクハラが起こるのかをきちんと理解することができた」 「社員研修で活用したい」 …

地震から1週間

3月11日(金)の地震発生から1週間たちました。 あまりの被害の大きさに胸が痛みます。 この度の地震や津波等で被災されました皆様には心よりお見舞いを申し上げます。 支援の手ができるだけ早く、広く届きますように、そして二次被害などが起こらないように…

「三木啓子の相談員セミナー」 DVD三部作完成!

ハラスメントの相談の適切な受け方に加えて、行為者へのヒアリング、メンタルヘルス、新しい事例・判例などについて丁寧にお伝えしている「三木啓子のハラスメント相談員セミナー」は毎回とても好評です。 いつも東京をはじめ、中国、四国地方など遠方からも…

パワハラ幹部職員をガイドラインに基づいて懲戒処分

兵庫県庁の男性幹部職員が、部下の職員に対して暴言を浴びせるなどのパワー・ハラスメントをしたとして、停職2か月間の懲戒処分を受けました。 精神的ストレスで部下の男性職員が2か月間、「次は自分の番かも」と恐れた女性職員が7か月間休職しています。 …

適切な相談対応からハラスメントの防止対策まで

「今までにもハラスメントの研修を受けたことがあったが、相談員としての心構えをしっかりと学ぶことができて、とても有意義だった」 「相談を受ける立場、さらには、事案を判断、処理する立場として、とても多くの知識を得ることができた。非常に充実した内…

1995年1月17日

あの日、5:46。 私は突き上げられるような衝撃で目が覚めました。 おびえる子ども達を抱き寄せながら見ていたテレビ画面には、想像を超える神戸の惨状が映し出されていました。 途中からなくなってしまった高速道路、瓦礫の山と化した三宮の街、炎と煙を…

『セクハラ・プリベント』 2月発売開始!

パワハラ防止のポケット冊子『みんな、まじめに楽しく働きたい』は、非常にわかりやすいと、全国の企業、行政機関、教育機関、労働組合等300の職場で3万人の方にご活用いただいています。 ご購入いただいた皆さまから「ぜひセクハラ版も製作してほしい」との…

今年も「ハラスメントのない職場環境づくり」に向けて

皆さま明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりまして誠にありがとうございました。 昨年も全国の企業、行政機関、大学等でハラスメント防止セミナーを実施させていただき、ご好評をいただきました。 1月25日(火)の「三木啓子のハラ…